「ゼオスキンを使ってみたいけれど、最初からフルラインで揃えるのは不安」という方もいるでしょう。
そのような場合の選択肢の1つが、ゼオスキンシリーズ唯一の化粧水「バランサートナー」だけを取り入れる方法です。
当記事では、バランサートナーの特徴や配合成分のほか、バランサートナー単体使いでも問題ないのか解説します。
バランサートナーだけを買える医療機関も紹介しますので、理想の肌を目指したい方はぜひ最後までご覧ください。
1. ゼオスキンの化粧水はバランサートナーだけ?特徴・成分を解説
ゼオスキンシリーズとして販売されている化粧水は、「バランサートナー」の1種類のみです。
ゼオスキンヘルスは、世界的に著名な美容皮膚科医Dr.ゼイン・オバジの理念を基に、科学的アプローチで肌の健やかさと美しさを追求するスキンケアブランドです。
年齢や肌タイプを問わず、日々のケアを通じて肌をよりよい状態へ導く包括的なソリューションを提供しています。
シリーズ内で販売されている化粧水「バランサートナー」は、ゼオスキンの基本ステップ「GSR(R)」における重要なアイテムという位置づけです。
バランサートナーは、普通肌や脂性肌、乾燥肌、混合肌、敏感肌にも使いやすく、pHバランスを整えながらクレンジング後の肌をリフレッシュします。
朝晩の使用が可能で、穏やかに保湿しつつ肌のバリア機能をサポートすることが特徴です。
ここからは、バランサートナーに含まれる主な美容成分について一つひとつ説明します。
1-1. ハマメリス水(整肌成分)
ハマメリス水は、マンサク科の植物ハマメリスの葉から得られる植物エキスです。
北米原産のハマメリスは、古くから葉や樹皮が外用剤やハーブティーとして利用されており、収れん作用を持つことが知られています。
主成分はハマメリタンニンなどのタンニン類で、ポリフェノールやフラボノイドも含まれています。
化粧品では、肌を引き締める目的や肌のコンディションを整える目的で幅広く活用されており、スキンケア製品や化粧下地、ボディケア用品などに配合されています。
天然由来成分のため、配合化粧品においては穏やかな使い心地が特徴です。
1-2. グリコール酸(角質柔軟成分)
グリコール酸は、化学式HOCH₂COOHで表されるα-ヒドロキシ酸(AHA)の一種で、サトウキビの茎や未熟な果実、植物の葉などに含まれる有機酸です。
水やエタノールに溶けやすく、化粧品では角質柔軟成分として配合されます。角層にはコルネオデスモソームという細胞間の接着構造があり、これが分解されることで古い角質が自然に剥がれ落ちます。
グリコール酸は、コルネオデスモソームの結合を弱める作用があるとされ、化粧水や洗顔料、ピーリング系アイテムなどに用いられます。
化粧品では安全性に配慮し、濃度やpHが調整されているため、日常的なスキンケアにも取り入れやすい成分です。
1-3. ヒアルロン酸Na(整肌成分)
ヒアルロン酸Naは、ヒアルロン酸のナトリウム塩であり、現在は乳酸球菌を用いた発酵法で得られるものが一般的に使用されています。
水に溶けやすく、高い水分保持能と粘性を持つ酸性ムコ多糖で、湿度変化の影響を受けにくいのが特徴です。
生体内では皮膚や関節液、眼の硝子体などに存在し、皮膚では真皮や表皮の細胞間に分布し、水分の保持や組織の構造維持に関わっています。
化粧品では、皮膚表面に水分を含んだ膜を形成し、うるおいを保つ目的でスキンケア製品やメイク下地、シャンプーなどに幅広く配合されています。
1-4. PCAナトリウム(整肌成分)
PCAナトリウム(PCA-Na)は、アミノ酸の一種であるグルタミン酸の代謝産物「ピロリドンカルボン酸」のナトリウム塩で、天然保湿因子(NMF)の主要成分の1つです。
水に溶けやすく、温度や湿度の変化に左右されにくい高い保水性を持つことが特徴で、角質層の水分を保持しやすい性質があります。
化粧品ではスキンケア製品やボディケア製品などに幅広く配合され、うるおいを与えて肌を柔らかく保つことが可能です。
シャンプーやコンディショナーなどの毛髪製品では、すすぎ時のきしみ感を軽減する目的でも活用されます。
1-5. パンテノール(整肌成分)
パンテノールは、アミドアルコールに分類される成分です。水やエタノールに溶けやすく、体内に取り込まれるとビタミンB群の一種であるパントテン酸に変化し、水分を保持しやすい性質や角質を柔らかく保つ性質を持ちます。
スキンケア製品では肌を滑らかに整える目的で配合されるほか、ネイルケアでは爪の柔軟性の維持、ヘアケアでは毛髪にうるおいと滑らかさを与える目的にも用いられます。
肌・爪・髪と幅広いパーツに対応できる汎用性の高い保湿・コンディショニング成分です。
1-6. アラントイン(整肌成分)
アラントインは、動植物界に広く分布する複素環式化合物です。結晶性を持ち、水やエタノールにわずかに溶けます。
植物ではコンフリーの葉や根、タバコ種子、小麦の芽などに、動物ではウシやブタの尿や血液中に存在します。
化粧品では整肌成分として配合され、刺激を和らげる作用や、肌を健やかに保つ作用が知られています。
敏感肌用のスキンケアやリップケア、ハンドクリーム、洗浄料などの幅広い製品に使われ、肌表面を穏やかに整えつつ健やかさを保つ役割を果たします。
2. バランサートナーだけで使える?
ゼオスキンの化粧水「バランサートナー」は単品でも使用することが可能です。導入化粧水に近い役割を持ち、肌のpHバランスを整えながら角質ケアやオイルコントロールを行います。
そのため、ざらつきのある肌を滑らかに整える効果が期待でき、他のスキンケアアイテムと組み合わせると次に使う製品のなじみをよくします。
皮向けなどの副作用が少なくデイリー使いができるので、ゼオスキン初心者やまずは使用感を試したい方にもおすすめです。
約2か月使用できる容量で、部分的に取り入れたい場合にも活用できます。
ただし、より総合的な肌質改善を目指す場合は、肌状態に合わせて他のゼオスキン商品との併用が推奨されます。
3. バランサートナーの使用方法
ゼオスキンの「バランサートナー」は、朝晩2回のスキンケアに取り入れるのが基本です。
洗顔後、角質ケアを済ませた肌に500円玉大を目に入らないよう注意しながら、コットンで顔から首にかけてやさしく塗布し、浸透させます。
グリコール酸を含むため、初めは軽いヒリつきを感じる可能性がありますが、多くは使い続けるうちに慣れます。痛みや不快感が続く場合は使用を中止し、医療機関へ相談してください。
バランサートナーは単品使いのほか、「セラピューティックプログラム」でも欠かせないステップです。洗顔後にバランサートナーで肌を整えた後、美容クリームや処方薬を重ねて集中的にケアします。
約12~18週かけて行うセラピューティックプログラムでは、反応期・耐久期・完成期を経て肌環境を整えるため、適切な手順で継続することが大切です。
4. バランサートナーだけではないゼオスキンのライン使いがおすすめ
バランサートナーは単品でも使用可能ですが、より効果的なケアを目指すならゼオスキンシリーズのライン使いがおすすめです。
ゼオスキンには、洗顔から保湿、美白、エイジングケア、UV対策まで幅広いアイテムが揃っています。
たとえば、古い角質を取り除く「エクスフォリエーティングポリッシュ」、透明感をサポートする「ミラミン」、紫外線ダメージケアの「シーセラム」、ハリ感を引き出す「ARナイトリペア」や「Gファクターセラム」などがあります。
さまざまな製品を肌悩みに応じて組み合わせることで、より総合的なスキンケアが可能になります。
美容クリニック「X CLINIC」では、バランサートナーをはじめとしたゼオスキン製品を販売しており、対面だけでなくオンラインカウンセリングにも対応しています。
自宅から肌状態を相談し、最適なアイテムを購入できる環境が整っていますので、まずはお気軽にご予約ください。
X CLINIC 電話カウンセリング -- X CLINIC online
まとめ
ゼオスキンのバランサートナーは、シリーズ唯一の化粧水です。肌のpHバランスを整えながら、角質ケアやオイルコントロールを行う導入液のような役割を持ちます。
単品でも毎日のスキンケアに取り入れやすく、他の手持ちアイテムと組み合わせても使用が可能です。
ただし、より総合的な肌質改善を目指すなら、ミラミンやシーセラム、ARナイトリペアなど、肌悩みに合わせたゼオスキン製品との併用が効果的です。
「X CLINIC」では、対面・オンライン両方でカウンセリングを行い、一人ひとりの肌状態に合わせた製品を提案します。
まずはカウンセリングを受け、自分の肌に最適な組み合わせを見つけましょう。