ハイドロキノンの特性や副反応、製品ごとの違いを理解し、正しい使用方法を守ることで、よりよい肌ケアが可能です。
当記事では、ハイドロキノンがどのような成分か解説し、ハイドロキノンによる副反応や配合されているゼオスキン製品について解説します。
さらに、ゼオスキン製品の使い方や注意点についても紹介します。特に紫外線対策や使用期限など、守るべきポイントを押さえましょう。
1. ゼオスキンの配合成分「ハイドロキノン」とは?
ゼオスキンには、ハイドロキノンと呼ばれる成分が配合されています。
ハイドロキノンとは、肌を整えるメラニン生成抑制剤です。美白成分の1つで、メラニンが生成される経路を阻害する働きがあります。
ハイドロキノンの主な特性は、下記の通りです。
・すでにできている色素沈着を目立たなくするサポート
・新たな色素沈着を防ぐサポート
(出典:厚生労働省「薬事・食品衛生審議会 化粧品・医薬部外品部会 議事録」/https://www.mhlw.go.jp/content/shingi___2005___03___txt___s0301-4.txt)
ゼオスキンは、肝斑や炎症性色素沈着のケアにも用いられます。医師の診察や美容皮膚科でのカウンセリングが必要な医療機関専売品です。
ドラッグストアや百貨店では取り扱っていないため、製品に興味がある人はクリニックに問い合わせましょう。
1-1. ハイドロキノンによる副反応について
ハイドロキノンは、良い結果が期待できる一方で、赤み・かゆみ・炎症などの副反応が起こる場合もあります。
すべての人に副反応が起こるわけではないものの、人によっては好ましくない反応が起こる可能性があることを理解しておきましょう。
ハイドロキノンによる皮膚症状は、目の周辺や耳の下、鎖骨の上あたりに強く出る点が特徴です。また、長期間使用すると、肌の色が白く抜ける「白斑」が起こることもあります。
高濃度のハイドロキノンほど、副反応は強く現れる傾向があります。ハイドロキノンにアレルギー反応が起こる人もいるため注意しましょう。
ハイドロキノンが配合された製品には、使用上の注意として「肌に異常がないか確認しながら使用すること」「肌に合わないときは使用をやめること」と記載されています。
(出典:厚生労働省「メラニンの生成を抑える等の効能・効果で承認された薬用化粧品等の添付文書等の使用上の注意について」/https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000046702.pdf)
注意事項を確認した上で使用し、肌に異常を感じた際はクリニックを受診しましょう。
ゼオスキンには、ノンハイドロキノンのスキンケア製品もあります。ハイドロキノンによる副反応が起こった際は、医師に相談して使用を中止するかノンハイドロキノンの製品を試すとよいでしょう。
2. ハイドロキノンが配合されたゼオスキン製品
ハイドロキノンが配合されたゼオスキン製品には、「ミラミン」と「ミラミックス」があります。
どちらもハイドロキノンが配合されていますが、特徴や使用方法に違いがあります。製品がもつ働きを高めるためには、正しいタイミングで使用することが大切です。
ゼオスキン製品を使用する前に、2つの製品の概要を確認しておきましょう。
2-1.ミラミン
ミラミンは、肌表面の角質層に作用する美容美白クリームです。
ミラミンには、主成分としてハイドロキノンが4%配合されています。メラニンの生成を抑制するため、日焼けによるシミやそばかすを防ぐことが期待されます。
グリコール酸・アスコルビン酸が含まれており、肌への浸透性が高い点も特徴です。
値段はクリニックによって変動するものの、一般的には14,000円前後で取り扱われています。Xクリニックでは下記の価格で販売しています。
販売価格:14,080円
ミラミンは、朝・晩のスキンケアのタイミングで使用しましょう。ミラミンの正しい使い方は、以下の通りです。
【ミラミンの使い方】
洗顔後に化粧水で肌の状態を整えておきます。1~2プッシュを手に取って、顔全体とフェイスラインに塗布します。こすらずに優しくなじませるのがポイントです。
朝に使用する際は、ミラミンを塗布した上から日焼け止めを使用しましょう。
ミラミンは使い方がシンプルなので、初めての人でも取り入れやすいアイテムと言えます。
2-2.ミラミックス
ミラミックスは、表皮基底層と呼ばれる肌の奥深くまで作用する美容クリームです。
ハイドロキノン4%のほかに、透明感のある美しい肌に導くビタミンC・ビタミンEも配合されています。ビタミンA誘導体のトレチノインの浸透を助ける成分が含まれていることも特徴です。
ミラミンは単体で使うのに対して、ミラミックスはトレチノインとの併用を前提とした製品です。
Xクリニックでは、ミラミックスを下記の価格で取り扱っていますが、クリニックによって実際の値段は異なります。
販売価格:13,640円
ミラミックスを使用するタイミングは、1日1回夜のみです。ミラミンとは使用するタイミングが異なるため注意しましょう。
ミラミックスの正しい使い方は、以下の通りです。
【ミラミックスの使い方】
洗顔後に化粧水で肌を整えておきます。ミラミックスを1プッシュとトレチノイン(ゼオスキンとは別の処方薬)を併用して、使用します。目の周りや口の周りは避けて、こすらずに優しく塗布することがポイントです。
ミラミックスは基本的に夜に使用するため、日焼け止めを使用する必要はありません。
3. ゼオスキンのハイドロキノン配合製品を使用する際の注意点
ハイドロキノン配合の製品は、使い方を誤ると肌のダメージにつながるおそれがあります。ハイドロキノンのメリットを高めるために、注意点を守って使用しましょう。
ゼオスキンのハイドロキノン配合製品を使用する際の注意点を解説します。
3-1. 紫外線対策を徹底する
ハイドロキノン配合製品を使用する際は、紫外線対策が必須です。
メラニンはシミやそばかすなどの原因となる色素ですが、紫外線から皮膚を守る働きもします。
ハイドロキノン配合製品を使用してメラニン生成を抑制することで、紫外線によるダメージを受けやすい肌状態になります。
紫外線から肌を守るために、ハイドロキノン配合製品を朝使う際は必ず日焼け止めを塗り、日傘や帽子を使うなど対策を徹底しましょう。
紫外線は1年を通して降り注いでおり、季節や天候に関わらず普段からしっかり対策を講じることが大切です。
3-2. 休養期間を設ける
ハイドロキノンを長期間連続して使用すると、耐性がついて成果を実感しにくくなったり色素沈着や白斑などのリスクが高まったりします。肌のことを考えて、医師の指示に従い休養期間を設けましょう。連続使用期間と休養期間は、製品やハイドロキノンの濃度によって異なり、目安を守ることが重要です。
ゼオスキンのハイドロキノン配合製品に設定されている連続使用期間と休養期間の目安は、下記の通りです。
連続使用期間:最大5か月まで
休養期間:2~3か月
休養期間後は、ハイドロキノン製品の使用を再開できます。自己判断で長期間使用したり休養期間を短縮したりすることはやめましょう。
休養期間中は、ノンハイドロキノンやレチノールを用いたケアがおすすめです。
3-3. 開封後は使用期限を守る
製造後3年を超えて使用できる化粧品には、使用期限を表示する義務はありません。しかし、使用期限が記載されていない製品でも、一度開封すると劣化が始まるため注意が必要です。
(出典:厚生労働省「取扱注意」/ https://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/06/dl/s0626-11a-u_0002.pdf)
ゼオスキンのハイドロキノン配合製品は使用期限が3年未満のため、すべての製品に使用期限が設けられています。キャップの反対側やボトルの底などに記載されている使用期限を確認しましょう。
ゼオスキンのハイドロキノン配合製品の使用期限の目安は、下記の通りです。
未開封(冷暗所で保存)の使用期限:1年半~2年
開封後の使用期限:6か月
ハイドロキノンは酸化しやすく、劣化すると肌に刺激を与えたり悪影響を及ぼしたりする可能性があります。
使い切れなかった製品が残っていても、使用期限がすぎたものは使うのをやめましょう。
まとめ
ハイドロキノンが配合されているゼオスキン製品には、ミラミンやミラミックスがあります。
ゼオスキンのハイドロキノン配合製品は、美白ケアに関心がある多くの人に利用されていますが、副反応や使用方法に注意しなければなりません。
特に紫外線対策を怠らず、適切な使用期間と休養期間を設けることが重要です。
使用期限を守って正しく使用すれば、ハイドロキノンの特性を最大限に引き出せます。肌トラブルを避けるためにも、使用中に異常を感じた場合はすぐに医師に相談し、適切な対応を心がけましょう。
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