ゼオスキン(ZO SKIN HEALTH)は、アメリカの皮膚科医が研究を重ねて開発したドクターズコスメです。
肌質改善を目的とした4種類のスキンケアプログラムが用意されており、種類によって使用するアイテムや期間が異なります。
自身の肌状態に適したゼオスキン製品を選択するためには、あらかじめ各スキンケアプログラムについて把握しておくことが大切です。
そこで今回は、ゼオスキンのスキンケアプログラムの種類と使用期間、さらに代表的なセラピューティックプログラムの期間ごとの経過と使い方について詳しく紹介します。
1. ゼオスキンのプログラムの種類と使用期間

ゼオスキンとは、アメリカの皮膚科医によって研究・開発されたメディカルコスメブランドです。
日本では医療機関専売品の「ドクターズコスメ」として、取り扱いのある美容クリニック(美容皮膚科・美容外科)でのみ購入可能となっています。
ゼオスキンには、有名な「セラピューティックプログラム」をはじめとしたスキンケアプログラムが4種類用意されており、プログラムによって使用するアイテムや期間が異なることが特徴です。なお、使用期間が定められていないプログラムもあります。
1-1. セラピューティックプログラム
セラピューティックプログラムとは、ゼオスキンの製品である「ミラミン」や「ミラミックス」(ハイドロキノン配合)と、医師の処方が必要な「トレチノイン」を併用して、肌のターンオーバーを促しながら肌質改善を目指す短期集中型スキンケアプログラムです。
ゼオスキンのスキンケアプログラムの中で最も知名度が高く、特にシミ・くすみやニキビ・ニキビ跡、毛穴の開きといった肌悩みを抱える方が対象となっています。
セラピューティックプログラムの使用期間は個人の肌質や薬剤の使用量によっても異なるものの、約12~18週間(約3~4か月)が目安とされています。
1-2. メンテナンスプログラム
メンテナンスプログラムとは、レチノール配合アイテムを使用しながら安定した美肌を目指すスキンケアプログラムです。
メンテナンスプログラムでは、刺激の強いトレチノインは使用せず、ハイドロキノンを周期的に使用しながら、比較的ビタミンA反応が出にくいレチノールを活用するのが特徴です。
セラピューティックプログラム後の肌を安定させたい方や、レチノールを用いて徐々に肌質改善を進めたい方に適しています。
メンテナンスプログラムの使用期間は明確に定められていないため、毎日使用可能です。効果を実感するためには、2~3か月以上の長期継続が推奨されます。
1-3. デイリースキンケアプログラム
デイリースキンケアプログラムとは、刺激の少ないレチノールやビタミンCを含むアイテムを使用しながら、肌の健康を維持し、紫外線や乾燥などの外的ダメージを防ぐスキンケアプログラムです。
セラピューティックプログラムのような強いA反応は伴わず、自身の肌状態に適したシンプルなスキンケアを行えることから、ゼオスキンを初めて使用する方や、積極的な美肌治療を必要としない方に選ばれています。
デイリースキンケアプログラムはメンテナンスプログラムと同様に、使用期間に定めがなく、日常的なスキンケアとして使用を継続することが基本です。
また、肌状態の変化に応じてスキンケアアイテムを見直すことで、健やかな肌をさらに保ちやすくなります。
1-4. プリベンションプログラム
プリベンションプログラムとは、肌トラブルの予防に特化したスキンケアプログラムです。
紫外線対策や抗酸化ケアに重点を置き、基本的なスキンケアアイテムを使用しながら日常的な肌のダメージを軽減し、将来的な肌トラブルを予防することを目的としています。
プリベンションプログラムの使用期間も特に定めはなく、日常的なスキンケアとして長期間継続することが推奨されています。
2. ゼオスキン セラピューティックの期間ごとの経過
ゼオスキンのセラピューティックプログラムは、「反応期」「耐久期」「完成期」の3つの段階を経て、じっくりと肌質改善を目指すことが特徴です。
3段階のプロセスは個人の肌質や治療方針により異なるものの、一般的に各段階が4~6週間となっています。
なお、完成期を過ぎた後は「維持期」へ移行し、トレチノインやハイドロキノンの使用量を徐々に減らしながら完全中止を目指します。
ここからは、セラピューティックプログラムのプロセスごとの経過について、詳しく紹介します。
2-1. 反応期:1~6週目

セラピューティックプログラムの開始後1~6週目は「反応期」と言い、不要となった古い角質が剥がれ落ちる段階となります。
反応期では、赤みや皮むけ、乾燥、ヒリヒリ感といったA反応が生じやすくなることが特徴です。
A反応とは、ビタミンA誘導体であるトレチノインやレチノールによって生じる副反応のことで、「ビタミンA反応」「レチノイド反応」とも呼ばれています。
A反応は古い角質が剥離する過程で生じる一時的な反応であり、スキンケアプログラムを継続するうちに緩和されることがほとんどです。
しかし、症状がひどく耐えられない場合は、購入先のクリニックに一度相談すると良いでしょう。
2-2. 耐久期:7~12週目

セラピューティックプログラムの開始後7~12週目は「耐久期」と言い、スキンケアアイテムの継続によって肌がトレチノインや高濃度レチノールに耐性をもつようになる段階です。
反応期で見られていた赤み・皮むけ・痛みなどの副反応は、この耐久期で落ち着き始めるケースがほとんどです。
また、小じわや小さな毛穴の目立ちといった軽微な肌トラブルの改善や、肌にハリ感が生まれたことを実感できる方もいます。
2-3. 完成期:13~18周目
セラピューティックプログラムの開始後13~18週目は「完成期」と言い、正常なターンオーバーによって肌の生まれ変わりを実感できるようになる段階です。
完成期には、シミ・くすみや小じわ、ニキビといった肌トラブルが和らいでいることがほとんどです。加えて、毛穴の開きが引き締まり肌のキメが整ったことによって、全体的にハリや弾力、透明感が増したことを実感できる方も多いでしょう。
2-4. 維持期:18週以降

セラピューティックプログラムの開始後18週以降は「維持期」と言い、肌の状態を見ながらトレチノインやハイドロキノンの使用量を徐々に減らし、肌質改善プログラム終了を目指す段階です。
最初はトレチノインやハイドロキノン配合のスキンケアアイテムを週2~3回に減らしたり、刺激の少ないゼオスキンの別アイテムに置き換えたりするのが一般的です。
なお、この段階は「移行期」とも呼ばれています。
使用量を減らしても肌状態に変化が見られなければ、最終的にトレチノインやハイドロキノンの使用を完全に中止します。
また、自己判断で使用量を変更したり突然使用を中断したりすると思わぬ肌トラブルを引き起こす可能性があるため、医師と相談しながら進めることが大切です。
3. ゼオスキン セラピューティックの使い方・順番

ゼオスキンのセラピューティックプログラムは、正しい使い方と順番を守って継続することでより高い効果が期待できます。
最後に、セラピューティックプログラムの基本的な使い方と順番を、スキンケアの段階ごとに紹介します。
(1)クレンジング・洗顔 (2)化粧水 朝と夜の洗顔後、スキンケアの最初のステップとして使用します。500円玉大のバランサートナーをコットンまたは手に取って、目を避けながら顔全体に優しく塗布します。 (3)美容クリーム ミラミンは毎日朝と夜の化粧水後に、ミラミックスは夜の化粧水後に使用します。1プッシュを手に取って、顔全体に塗布して優しく馴染ませます。 |
ゼオスキンは医療機関専売のドクターズコスメであり、購入の際には取り扱いクリニックでまずカウンセリングを受け、使用方法についての説明やアドバイスを受ける必要があります。
「X CLINIC」では、ゼオスキンやリビジョンといったさまざまなドクターズコスメを販売しています。カウンセリングから購入まですべてオンラインで完結できるため、忙しい方にもおすすめです。
ゼオスキンが気になっている方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
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まとめ
ドクターズコスメとして高い知名度を誇るゼオスキンでは、肌質や肌悩みに応じて選べる4種類のスキンケアプログラムが用意されています。
使用アイテムや継続期間の目安、さらに経過はプログラムによっても大きく異なるため、まずはゼオスキンの取り扱いクリニックでカウンセリングを受け、自分にはどのプログラムが適しているかを提案してもらうと良いでしょう。
「X CLINIC」では、徹底したカウンセリングで適切なゼオスキンプログラム・製品を提案しております。
また、電話カウンセリングにも対応しているほか、オンラインショップも運営しているため、カウンセリングから購入までのすべてをオンラインで完結できます。ゼオスキン製品を試してみたいという方は、ぜひカウンセリングをご予約ください。