ゼオスキンによるスキンケアを試したものの、使い始めに肌の赤みや痒み、皮むけに悩むという問題に直面している方もいるのではないでしょうか。
ゼオスキンは医療機関でのカウンセリングを経て使用する製品ですが、肌トラブルが起こる背景と対処法についても理解しておくと、安心してゼオスキンを使い続けられるでしょう。
当記事では、ゼオスキンの成分や効果のほか、使用中に生じる肌の変化の原因と具体的な解決策を使用期間ごとに分かりやすく解説します。
正しい知識を身に付けることで安心して美肌ケアを実践できる内容となっていますので、この記事を悩み解決の一助としてご活用ください。
1. ゼオスキンとは?

ゼオスキンとは、アメリカの皮膚科医であるゼイン・オバジ氏が開発に携わったスキンケアシリーズのことです。
医療機関でカウンセリングを受けてから購入できるアイテムであり、医療機関の指示・アドバイスに基づいて使用するスキンケア製品となります。
「X CLINIC」では、カウンセリングを実施した上でゼオスキンの製品を販売しています。
オンラインカウンセリングで使用可能と判断されればゼオスキンの購入ができるため、ゼオスキンの使用に興味がある方は下記のリンクからぜひ「X CLINIC」へお問い合わせください。
X CLINIC 電話カウンセリング – X CLINIC online
1-1. ゼオスキンの成分

ゼオスキンシリーズの製品にはさまざまな成分が含まれています。ここでは、ゼオスキンシリーズの代表的な製品である「デイリーPD」「バランサートナー」に含まれる主な成分について紹介します。
●デイリーPDに含まれる主な成分
・パルミチン酸レチノール…肌を整える効果が期待できる。 ・ビタミンE…乾燥を防いで潤いをキープし、肌荒れを防ぐ力をサポートする。 ・「ZPOLY™」…植物由来の多糖類抽出物であり、健やかな肌を保つ。 ・「ZO-RRS²®」…肌荒れによる赤みを防ぐ。 |
※「ZPOLY™」「ZO-RRS²®」は、ゼオスキンオリジナル複合成分。
●バランサートナーに含まれる主な成分
・グリコール酸…肌のターンオーバーをケアする。 ・パンテノール…肌荒れを防ぎ、肌のターンオーバーをケアする。 ・ヒアルロン酸Na…皮膚の潤いを保つ。 ・ハマメリスエキス…肌を引き締め、肌荒れを防ぐ。 |
ゼオスキンに含まれる成分は製品ごとに異なるため、使用を開始する前に確認しておくことをおすすめします。
配合成分について不明点があれば、医療機関とのカウンセリング時などに相談するとよいでしょう。
1-2. ゼオスキンの効果

ゼオスキンは製品ごとに配合成分が違うため、製品によって異なる効果が期待できます。たとえば、ゼオスキンの代表的な製品である「デイリーPD」は、皮膚の潤いを保つことで健やかな肌をキープする効果が期待できます。
肌を保護する成分も配合されており、肌荒れ予防やエイジングケアもサポートできるでしょう。
また、ゼオスキンシリーズの代表的な製品の1つとして知られる「バランサートナー」は、他の美容液のサポート効果が期待できます。肌のキメを整えたい方や毛穴が気になる方にもおすすめです。
このように、ゼオスキンシリーズの製品は、アイテムごとに期待できる効果や特徴が異なります。
自分の目的に合う製品を使用するためにも、カウンセリングをしっかりと受けた上で適切なアイテムを選ぶようにしましょう。
2. ゼオスキンを使うと赤みが出てしまう?

ゼオスキンの使用を検討している方の中には、「ゼオスキンを使うと赤みが出てしまう」という感想を見聞きした方もいるでしょう。
個人差はあるものの、ゼオスキン製品を使用した「セラピューティックプログラム」で、肌の赤みや痒み、皮むけなどが起こるケースはあります。
肌に赤みが出てしまったり、皮膚が痒くなったりする原因の1つとして、レチノールなどの「ビタミンA」が挙げられます。
ビタミンAは肌のターンオーバーにアプローチする作用があるため、ビタミンA配合の化粧品を使い始めた頃には肌が敏感になりがちです。
このようなビタミンAの作用を「ビタミンA反応」と言います。
なお、ゼオスキンのすべての製品でレチノールなどのビタミンAが使用されているわけではありません。
ビタミンA反応が心配な方は、医療機関と相談の上で使用するアイテムを選定しましょう。
3. ゼオスキンの赤みはいつまで消えない?

ゼオスキンの赤みや痒みがいつから出ていつまで続くかには個人差はありますが、一般的に使用開始2~3日後から始まるケースが多いと言われています。
その後、使用開始から約2~3週間で赤みや痒みがピークを迎え、およそ8~12週目には落ち着く場合がほとんどです。
ゼオスキンの「セラピューティックプログラム」は、ビタミンAやトレチノイン、ハイドロキノンなどの成分を利用した手法であり、大きく分けて3つの使用過程があります。
「反応期」「耐久期」「完成期」のそれぞれの段階における肌の様子は以下の通りです。
(1)反応期
ゼオスキンの使用開始から4~6週間までの期間です。 ビタミンAの作用により肌のターンオーバーがケアされ、赤みや痒み、皮むけなどの現象が起こりやすくなることに留意しましょう。 肌を整える通過点であるため、医療機関の指導やアドバイスに基づいて適切な使用を心がけてください。 |
(2)耐久期
反応期の次の4~6週間の期間を指します。 赤みや痒み、皮むけといった現象が徐々に落ち着き、肌の状態にハリやツヤを感じられる方が増えてくる時期でもあります。 |
(3)完成期
耐久期の次の4~6週間の期間です。赤みや痒みは治まっている場合がほとんどであり、肌の潤いやキメの細かさ、透明感を実感する方が多いと言われています。 |
完成期以降は「維持期」とされ、アイテムを変更しながらゼオスキンの製品を継続して使用することになります。
医療機関に相談した上で、カウンセラーなどの指導・アドバイスに基づいたメンテナンスを心がけるとよいでしょう。
4. ゼオスキンで生じた赤みの改善・対処方法

ゼオスキンの使用中にひどい赤みや痒み、皮むけなどが起こった場合は、医療機関のカウンセリングに基づいて対処する必要があります。
また、肌に余計なダメージを与えないために、カウンセリングを受けるまでの間に適切に対応することも大切です。赤みや痒み、皮むけが生じた際は、以下の対処法を実践しましょう。
(1)皮を剥がさない
ゼオスキン使用によって皮むけが起こった場合、皮はなるべく剥がさないようにしてください。皮を無理に剥がすと肌が刺激されて傷ついたり、炎症が起こったりする可能性があります。 肌が傷ついて色素沈着を引き起こす恐れもあるため、皮は剥がさず、洗顔やメイクなど肌への接触・摩擦も最小限にとどめましょう。 |
(2)保湿・紫外線対策を行う
ゼオスキンを使用すると一時的に肌が乾燥しやすくなる場合があるため、十分に保湿することが大切です。保湿成分を含む化粧水や美容クリームを選び、肌の潤いをなるべくキープしましょう。 また、ゼオスキンの使用中は肌が敏感になりやすいため、紫外線など外的刺激による影響を受けやすいと言われています。 「日焼け止めを使用する」「日傘や帽子などを活用する」など、紫外線対策・日焼け対策を忘れないようにしましょう。 |
(3)使用量を調整する
医療機関のカウンセリングを受けるまで時間がかかる場合は、ゼオスキンの使用量を調整して様子を見るのも1つの方法です。 「使用頻度を毎日から隔日に変更する」「1回の使用量や濃度を半分にして塗布する」など、使用量を減らしてみましょう。 |
ゼオスキンによる赤みや痒み、皮むけはホームケアである程度対処できますが、自己判断だけに頼らず、なるべく早く医療機関のカウンセリングを受けることがおすすめです。
まとめ
ゼオスキンの製品によってはビタミンAが配合されており、肌が過剰に反応することで赤みやかゆみ、皮むけを引き起こすビタミンA反応が出る場合があります。
ゼオスキンによる赤みは使い始めがもっとも出やすく、使い続けるうちに赤みは治まるケースがほとんどです。
ビタミンA反応が出ている間、肌は敏感で乾燥しやすい状態なので、十分な保湿や紫外線対策を徹底しましょう。赤みがひどい場合は使用を中止し、医療機関に早めに相談してください。