ゼオスキンは、皮膚科医ゼイン・オバジが開発したスキンケアブランドであり、ニキビやニキビ跡のケアに関心を持つ方々から注目されています。
ゼオスキンの有効成分やオイルコントロールの役割、肌質に応じたアプローチ方法を知ることで、自分に合ったスキンケアが見つかるでしょう。
当記事では、ゼオスキンがニキビに効果的とされる理由を解説し、ニキビ跡への効果やおすすめの製品について紹介します。
使用方法や副作用についても詳しく説明するので、ゼオスキンを使い始める前にぜひ参考にしてください。
1.ゼオスキンはニキビ・ニキビ跡に効果的!その理由は?
ニキビができやすい方やニキビ跡(ニキビ痕)が気になる方の中には、「ゼオスキン」というブランドの基礎化粧品シリーズについて見聞きしたことがある方も多いでしょう。
さまざまな肌悩みに効果が期待できるとして人気のあるゼオスキンですが、ニキビ・ニキビ跡にも効果的であると言われています。
ここでは、ニキビに悩んでいる方に向けて、ゼオスキンがニキビ・ニキビ跡に効果が期待できる3つの理由について解説します。
1-1. 理由1. 有効成分のビタミンAが作用するため
新たなニキビの発生やニキビ跡の改善を図るには、皮膚のターンオーバーや肌のピーリングを促進し、毛穴の詰まりを防ぐことがポイントです。
皮膚のターンオーバーや肌のピーリングの促進には「ビタミンA」が効果的であると言われており、食事からだけでなく日々のスキンケアで取り入れることも重要です。
ゼオスキンには、「レチノール」が配合された製品もあり、適切な使用で肌のターンオーバーをサポートすることが期待されます。
さらに、ゼオスキンにはシミの発生につながるメラニン色素の生成を防ぐ効果が期待できる「ハイドロキノン」が配合されている製品もあります。色素生成・色素沈着を防ぐことで、ニキビ跡の改善に向けたアプローチもできるでしょう。
(出典:自治医科大学「トレチノインによるしみの治療」/https://www.jichi.ac.jp/keisei/tre-hq/tre_shimi.html)
(出典:自治医科大学「トレチノイン(レチノイン酸)療法-東京大学-」/https://www.jichi.ac.jp/keisei/tre-hq/index.html)
1-2. 理由2. オイルコントロールで肌を正常な状態にしてくれるため
ゼオスキンに対して、皮むけや赤みといった副反応が起こりやすいというイメージを持っている方もいるでしょう。
しかし、これらの副反応はゼオスキンを使い始めた初期に見られるもので、健康な肌を目指すための準備段階と考えられます。基本のスキンケアアイテムは刺激が少なく、健やかな肌を保つための基礎作りを目的としています。
ゼオスキンの基本のスキンケアである「GSR(Getting Skin Ready)」は、クレンザー・スクラブ・化粧水を使用したオイルコントロールを目的とするケアです。適切にケアを行うことで、ニキビの原因となる皮脂の過剰分泌を抑えることが期待されます。
クレンザーで洗浄した後にスクラブで余分な汚れや皮脂を除去し、最後に化粧水を使って肌をケアします。
GSRによるオイルコントロールを適切に行うことで、ニキビの原因となる皮脂の過剰分泌を改善できます。毛穴の詰まりにもアプローチし、肌を健やかな状態に導く効果が期待できるでしょう。
1-3. 理由3. 肌質に合ったアプローチができるため
ゼオスキンにはさまざまな製品・プログラムがあり、使用する製品や使い方によって肌質に合ったアプローチができるという魅力があります。製品やプログラムを適切に選べば、ニキビやニキビ跡に効果的にアプローチできるでしょう。
ただし、使用するゼオスキン製品やプログラムは自分で決めるわけではありません。ゼオスキンは世界的に有名な皮膚科医であるゼイン・オバジ医師が35年もの歳月をかけて研究・開発に成功したドクターズコスメです。
医療機関でしか購入できず、医師の診察やカウンセリングを受けた上で、医師の処方・指導を受ける必要があることに留意しましょう。
ゼオスキンには代表的なプログラムである「セラピューティックプログラム」をはじめ、基本コースやマイルドコースなど、多様なプログラム・コースが用意されています。
医師が一人ひとりの肌質や肌の悩みに合わせてアイテムを選び、その人に合ったプログラムを組んでくれるので、医師の指導に従って使用することを心がけましょう。
2. ニキビ・ニキビ跡のケアにはセラピューティックプログラムがおすすめ
ゼオスキンにはさまざまなプログラムがありますが、ニキビ・ニキビ跡のケアにはゼオスキンの代表的なプログラムである「セラピューティックプログラム」がおすすめです。
ここでは、セラピューティックプログラムの概要や特徴、プログラムに使用される製品の特徴や期待される効果などについて解説します。
2-1.ゼオスキンのセラピューティックプログラムとは?
ゼオスキンのセラピューティックプログラムは、反応期・耐久期・完成期の3つのプロセスを12~18週間という期間で段階的に取り組む集中ケアプログラムのことです。
このプログラムでは、肌のターンオーバーを促す効果が期待できるトレチノインと、メラニン色素の生成を防ぐ効果が期待できるハイドロキノンを配合した製品が選択されます。
下記のようなプロセスでプログラムに取り組んでいくことになるため、利用する前に大まかな流れを確認しておきましょう。
【セラピューティックプログラムのプロセス】
(1)反応期(プログラム序盤の4~6週間) 皮膚のターンオーバーや肌のピーリングを促進し、不要となった古い角質を除去することで、新しい肌への入れ替わりを促す準備を行います。トレチノイン(ビタミンA誘導体)による反応(A反応)の影響を受けやすい時期であり、乾燥やかゆみ、赤み、皮むけなどの症状が見られる場合があることに注意しましょう。 (2)耐久期(プログラム中盤の4~6週間) 肌にトレチノインなどに対する耐性や抵抗力が付き始め、赤みや皮むけといったレチノール反応が徐々に落ち着いてきます。肌のハリ感アップやニキビ跡の改善といった効果が期待できるようになり、毛穴の詰まりやシワなども目立ちにくくなるとされています。 (3)完成期(プログラム終盤の4~6週間) 肌のトラブルが改善され、健康的で透明感のある肌になることが期待できます。 |
A反応のリスクが不安な方は、医師に希望を伝えて相談した上で、作用がより穏やかな種類のビタミンAが配合された製品から使い始めてみることもおすすめです。
プログラム終了後は、正しいスキンケアを行うなど適切なメンテナンスを続けるようにしましょう。
2-2.セラピューティックプログラムに含まれる製品
セラピューティックプログラムで使用される製品にはさまざまなアイテムがあります。
ここでは、集中ケアであるセラピューティックプログラムで使用するゼオスキン製品についてチェックします。大まかな組み合わせの方法も確認しましょう。
【セラピューティックプログラムに含まれるゼオスキン製品例】
順番① クレンジング・洗顔 (肌の状態に合わせていずれか)
・ハイドレーティングクレンザー
・ジェントルクレンザー
・エクスフォリエーティングクレンザー
順番② 化粧水
・バランサートナー
順番③ 透明感ケア
・ミラミン
順番④ エイジングケア
・ミラミックス (+ トレチノイン)
順番④ 日焼け止め
・BSサンスクリーン SPF50
・サンスクリーンプラスプライマー SPF30
朝夕共用の「ミラミン」と夜用の「ミラミックス」はハイドロキノン配合ですが、ミラミックスはトレチノインと併用することが前提となっています。
また、UVケア(日焼け止め)には2種類の製品があります。「サンスクリーンプラスプライマー SPF30」は主にUVケアを兼ねたメイク下地として、「BSサンスクリーン SPF50」は顔や全身に使用し、肌を紫外線から守りましょう。
3.ゼオスキンを使用するとニキビが悪化するケースがある?
ゼオスキンはニキビ・ニキビ跡に効果が期待できる一方で、「白ニキビができた」といった意見を見聞きすることも少なくありません。
これは、レチノールの使用により一時的に肌が反応する「A反応」として、肌の変化が見られる現象であると考えられます。
ゼオスキン使用後に出現した白ニキビは、厳密に言うとゼオスキン自体が原因となっているわけではない点に注意してください。一時的な副反応であるため、時間の経過とともに肌の状態も改善するでしょう。
しかし、肌の状態に不安を感じる場合やニキビが悪化した場合は、ニキビに触れないなど肌への刺激・摩擦を極力与えないようにすることが大切です。
状況に応じてクリニックでの診療を受け、使用頻度や使い方、使用量、濃度などについて処方した医師や皮膚科専門医に相談するとよいでしょう。
まとめ
ゼオスキンは、ニキビやニキビ跡の改善に効果的なスキンケアブランドとして、多くの人々に支持されています。
ビタミンAの作用やオイルコントロール、個々の肌質に合ったアプローチが特徴です。特にセラピューティックプログラムは、段階的に肌を改善する集中ケアとしておすすめです。
しかし、トレチノインやハイドロキノンの強い効果には注意が必要で、医師の指導のもと正しく使用することが大切です。ニキビに悩む方は、ゼオスキンの効果を試してみる価値があるでしょう。
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