ゼオスキンのスキンケアはシミに効果的？他の症状も徹底解説

ゼオスキンは、アメリカの皮膚科医であるゼイン・オバジが開発したドクターズコスメです。

シミやシワ、ニキビなど、一人ひとりの悩みに合わせてアイテムを組み合わせ、根本的なケアを目指します。年齢とともに浮き出てきたシミに悩んでいる方の中には、ゼオスキンの使用を検討している方もいるでしょう。

当記事では、ゼオスキンはシミに効果があるのか、シミに適切なプログラムはどれか、詳しく解説します。ゼオスキンはシミ以外にも効果的なスキンケア製品です。医師の指導の下、正しいスキンケアを行って美しい肌を目指しましょう。

1.ゼオスキンはシミ・そばかすや肌の色ムラに効果がある？

ゼオスキン_シミそばかす

ゼオスキンは医療機関専売の化粧品です。ゼオスキンに含まれるレチノールをはじめとするビタミンAなどの成分が角質層へ浸透し、肌のターンオーバーをケアすることで、日焼けによるシミや肌の色ムラなどを防ぐ効果が期待できます。

肌のターンオーバーとは、表皮の基底層にある表皮細胞がゆっくりと肌の表面へ押し出され、最終的に垢となって肌から剥がれ落ちるまでのサイクルのこと。ゼオスキンは肌本来のターンオーバー機能に負担をかけず、美しさをサポートする点が特徴です。

（出典：自治医科大学形成外科学講座「トレチノインによるしみの治療の原理」/https://www.jichi.ac.jp/keisei/tre-hq/tre_shimi.html）

1-1.そもそもシミやそばかすができる仕組みとは

ゼオスキン_仕組み

シミとは、肌にできた色素沈着の斑点です。日光性黒子や肝斑など複数の種類があります。肌の表面に小さな黄褐色の斑点として現れるそばかすもシミの一種です。

肌は紫外線などの刺激に対し、メラニンを生成して防御します。生成されたメラニンはターンオーバーのサイクルによって、いずれ細胞とともに肌から剥がれ落ちます。一時的な日焼けが1か月程度で消えるのも、肌のターンオーバーによる現象です。

しかし、肌が強い紫外線を長く浴びるなどしてダメージを受けると、メラニンが過剰に生成されます。また、紫外線の強い刺激やストレスなどは、ターンオーバーのサイクルを乱すことにもなりかねません。

過剰なメラニンの生成やターンオーバーの乱れが起きると、メラニンは正常に肌から剥がれ落ちず、蓄積されていきます。

蓄積されたメラニンは、肌の表面にシミやそばかすとなって現れます。 そのため、日頃から紫外線対策をすることがシミ防止の上では重要です。

2.シミに悩む方に向いたゼオスキンのプログラム

ゼオスキン_シミプログラム

ゼオスキンは美しく健康的な肌を目指す「ゼオスキンヘルスサークル」という概念のもと、独自のプログラムを導入し、肌の状態や症状に応じて医師が個々に処方する仕組みを採用しています。

ゼオスキンを効果的に使用するには、プログラムへの理解を深めることが大切です。ここからは、ゼオスキンのプログラムについて詳しく解説します。

2-1.シミなどの美容の悩みにはセラピューティックプログラム

ゼオスキン_セラピューティックプログラム

セラピューティックプログラムは、12～18週間かけて行う集中プログラムです。処方薬のトレチノインや、ハイドロキノンを配合したスキンケアアイテムのミラミックスやミラミンなどを組み合わせて肌に塗布し、ビタミンAを肌の角質層へ届けます。

セラピューティックプログラムは、「反応期」「耐久期」「完成期」という3段階で構成されています。使用するスキンケアアイテムは、洗顔料・クレンジング剤・化粧水・美容クリーム・日焼け止めです。 4～6週目の反応期は、洗浄によって肌から不要な角質が剥がれ落ちるなど、ビタミンAによるレチノール反応が最も出やすい期間です。

7～9週目の耐久期に入ると、レチノール反応が落ち着き、肌が改善する兆しが見え始めます。10～12週目の完成期は、肌の美しさを実感できる仕上がりの期間です。

ただし、レチノール反応には個人差があります。スキンケアアイテムの使用方法や使用期間などは医師の指導に従ってください。